ヒッチハイク（大阪→岡山）

大学院の入試も無事に終わり、大学の友達と関西を旅行してきた。旅行後、ついでに大阪の友人宅に泊まらせてもらってから、岡山の実家に帰ることにした。

死ぬまでにやりたいことの一つにヒッチハイクがあったので、やるかーってことでヒッチハイクで岡山まで帰ることを決意。

ネットを漁ると必要なのは、

・高速道路の地図

・スケッチブック

・太いペン

である模様。

スタートどこにするのかも決めてなかったので、大阪駅まで出て上の三種の神器を揃えるべく本屋を巡る。結局、阪急三番街の紀伊国屋にすべてあったのでここで購入。高速道路の地図はこれにしました。

全国高速道路 (Mapple)

 持ち物は揃ったしやるかってなったけど、下道で本当に捕まるのだろうか、、、という最もな不安が出てきたので、高速道路のIC近くからスタートしようかと考える。地図を見た感じ吹田JTが大阪の要所っぽい。てことで吹田ICまで行くかと思い調べると、吹田SAは徒歩で入れるぽく、ここからヒッチハイクしてるブログを発見。SAからやるほうが楽でしょと思ったので、吹田SAから始めることにした。正直ほんとにうまくいくのかは不安だったこともあり、吹田SAまでは電車とバスで向かった。

いざSAに着いたはいいけど、どこから入ればいいのか分からないｗ

地元の人に聞いてみるとあの辺から入れるよとのことなので行ってみたところ門閉まってるし、関係者以外立ち入り禁止の看板、、、

門越しにSAにずらりと止まってる車が見えた。すぐそばにあるのに近づけないのはまるで、温泉で隣の女湯を覗いてる気分、、、楽園（SA）は目の前にあるのに、、、

ちなみに女湯を覗いたことはないですw

この時、14時半くらいであり、別の場所へ移動して始めるのは時間的にも気持ち的にも面倒臭かったため、意を決して門を乗り越えて侵入することに笑

正直ここが精神的にも物理的にも一番ハードルが高かった笑

いざ入ると気持ち的には決まってたので、ちょうど車にいる人たち狙って声掛けスタート。数声掛けしたあたりで、そっちには行かないと言う方ばかりだったので、心配になりSAのインフォメーションセンターの方に尋ねてみると、中国自動車道へ向かうなら普通は手前の豊中で乗り換えているはずなので、ここには来ることはまずないとのことだった。そういや見たブログにもそんなこと書いてあったっけとここでやっと意味を理解し、一旦京都の桂川PAに向かい、そこで上りから下りへ移動しそこで中国自動車道に向かう車を捕まえることにした。

いざ目標地を変更して声掛け。

一台目ですんなり乗せてくれるとのこと笑

一台目の情報

老夫婦。

繊維関連の仕事をしてる。

神戸の中華街に行った帰りで京都に戻るとこ。

行けるもんなんやなーと始めて見ず知らずの人の車に乗せてもらう感動を噛み締めながらトーク。乗せてもらったのが後部座席だったし、滑舌の問題で少し聞き取りづらかったが楽しくお喋りさせてもらった。

桂川PAに着くと下り側に移動するべく、先ほどと同じように関係者以外立ち入り禁止の門から出ようとしているとちょうど、セコムの車が門に来る、、、

あ、怒られるかもなーと思ってたら、セコムのお兄さんは何も言わずに門を開けるのであ、どもー ^^) って感じで会釈しながら何事もなく外に出れた。ここは門に鍵がかかってないみたいでした。下りの方に入るとこの門も鍵はかかってなかったので無事に移動完了して車探し！

何人かに断られた後乗せてくれる人ゲット。三木SAまで乗せてもらうことに。

二台目

おっさん。

建築関係の仕事してる。

京都にお墓参りの帰りで姫路まで戻るとこ。

乗せてもらう分際であれだけど、癖があってこの人と話すのはちょっと疲れた、、、

そんなこんなで無事に三木SAに到着。

ここまで来ると岡山ナンバー始め中四国のナンバーがかなり多くなりで少しほっとする。ただし、岡山まで帰ることが目標なので、ここまでと違い声掛け対象は岡山ナンバーに限定される。

何人かに断られた後、乗せてくれる人ゲット。

三台目

おっさん。

公務員。

富士山であったヒルクライムの大会の帰り。

結局体調不良で大会は棄権してしまったので、浜名湖近くでウナギを食べて帰りだったそう。同郷のおかげかこの日一番話が盛り上がった。親の大切さやなんだかんだ跡継ぎ(息子）が欲しかったとか、分かることもまだ自分が経験していないから分からないこともあったが、なるほどなと思える話も聞けた。

コーヒーをごちそうになり、しかも帰り道のついでにあたるそうで、実家の側まで乗せてもらえた。

ということで無事、岡山まで辿り着けた！

参考までに今回のヒッチハイクで思ったことや意識したこと

今回はSAやPAの建物があるところから駐車場や入ってくる車のナンバーを確認し、自分が行きたい方面のナンバーであれば、声掛けを行うという方法で行った。スケッチブックに行先を書いて立って待つという方法は一般道ではやらざるを得ないかもしれないが、SAやPAでは直接声掛けできるので、後者の方が良いだろう。待っているのでは、向こうに車を止める勇気が必要になるし、こちらの為人が分からないのが向こうの不安材料にもなる。今回は行ったのは日曜日で休日だったために捕まえやすかったのかもしれないが、三回とも30分以内には乗せてもらえたので、所要時間は思ってたよりは短く済んだ。体感的に10人に1人くらいはオッケーしてくれそうだ。また、（悪い意味ではないが）1人の人やお年寄りが狙い目にも感じた。カップルは邪魔になりそうだし、家族や人数が多いと席の問題や全員の了解を得る必要があるからだ。あと欲張って長距離乗せてもらおうとするよりある程度の距離でオッケーってことで声掛けしていくことも大切だと思った。遠くのナンバーの車の人に声掛けするために待つよりはその間にそこそこのナンバーの車の人に何人か声掛けするほうが成功確率が高いと思う。乗せてもらえたら楽しく話す必要があるし、なにより感謝を忘れてはいけないと思う。もっと長い距離でもやってみたいなーと思った。